湯泉地温泉
十津川村大字武蔵、十津川本流の左岸にある湯泉地温泉は十津川村で最も古く、560年余年の歴史を秘めた渓谷沿いの素朴な温泉です。宝徳2年(1450年)湧出した後、信長に追われた佐久間信盛が武蔵に隠棲中、湯泉地を訪れたとか、大和郡山城主豊臣秀長の子秀保が文禄4年(1595年)、湯泉地において小姓と無理心中したなどの歴史が残っています。源泉より十津川に沿って旅館や民宿が点在し、静かで山峡の情緒も味わえる所として、観光客に人気を集めています。また、湯泉地温泉には、「滝の湯」「泉湯」の二つの公衆浴場があり、その他宿泊施設もすべて源泉かけ流しです。