長江寺
川本の地は、石見の国人である小笠原氏により治められていた。12代当主小笠原長隆は1508年の大内義興の上洛戦に参戦、上洛勢の一翼を担い上洛し、御所の警護を勤めた。これらの功績により足利義植より従五位下・上総介を授かった。その際に拝領した褒美の品の一つが、長光寺にある「獏頭の玉枕(ばくとうのぎょくちん)」であると伝えられている。木彫りで獏の頭を模った玉枕の中には、本物の獏の骨が入っており、獏が悪夢や悩みを食べ、よい夢を叶えてくれると信じられている。また、座禅体験や精進料理(要予約・10名以上)も人気がある。