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天明3年浅間山が大噴火をし、そのとき、鎌原村は土石なだれによって流されてしまった。この観音堂は丘にあったため残ったもので、当時50段あった石段は、土石なだれにより15段しか地上に表われていない。爆発と同時にここへ難をのがれて、当時住んでいた570人の内、助かった村人はわずか93人だった。
中山道の裏街道の役割を果たした。高崎から室田、三ノ倉、大戸をとおり、鎌原、大笹を経て鳥居峠から信州へ入る。
全国一の夏秋キャベツの産地で、高冷地野菜として品種がとくにすぐれ、生鮮野菜のメッカとしてきわめて重要な位置を占める。
北国街道脇往環に設けられた宿場町。
天明3年に旧鎌原は埋没し、現在する村はそれ以後再建。短冊型の地割が残されている。
高山の砂れき地に生育し高山植物の女王といわれる
弘法大師のたてた杖に根が生え逆さに育ったといわれ“さかさ杉”ともいわれる。根まわり9m,高さ36m。
湯の丸山の東腹から県境の地蔵峠付近にかけて広がる標高1700m前後の高原。174万平方mに及ぶ高原一帯に60万株のレンゲツツジ大群落が花盛りとなる。山頂から見下ろすと、朱橙色に埋めつくされ、まるで火の海といった感じ。
溶岩をあびて化石状になった樹木の跡。特別天然記念物。