掛川城
公開:2月1日〜10月31日9:00〜17:00入館は16:30まで 公開:11月1日〜1月31日9:00〜16:30入館は16:00まで 休業:12月30日〜1月1日
駿河守護今川氏の臣朝比奈泰熈が文明年間(1469〜86)に創建したと伝わる。戦国時代には今川・武田・徳川による争奪戦が繰り広げられた。天正18年(1590)に豊臣秀吉麾下の山内一豊が入城し在城した10年間で天守閣の建立や城下の整備がなされ、東海の名城と称された。慶長5年(1600)関ヶ原の戦いの功績で一豊が土佐へ転封となると、その後城主はめまぐるしく交代するが、延享3年(1764)太田資俊が城主となり代々五万三千石を領して明治を迎えた。近年までは、城郭御殿(国重要文化財)と太鼓櫓を残すのみであったが、長年の市民の願いがかない、平成6年4月、日本初の本格木造によって美しく勇壮な姿が復元された。◎山内一豊(1546-1605)丹羽郡岩倉生れ。織田信安・信長、豊臣秀吉に仕えた。関ケ原の戦い後、徳川家康から土佐一国を与えられ、土佐藩の祖となる。「一豊の妻」の逸話は有名。