全日本の観光地へ
長目の浜からの展望を楽しんだ後は、ぜひ貝池となまこ池まで足を延ばしてみよう。なまこ池は甑島最大の湖で、その名の通りなまこも生息する半淡水湖。貝池は30億年前の微生物クロマチウムも生息し、幾重にも層がつくられているという学術的にも非常に珍しい貴重な湖で、どちらも美しく散策するには最適だ。
手打の町に面した、全長約2キロに渡る美しい砂浜。毎年6月になると海ガメが産卵するためにやってくることから、地元の人達からは別名「海ガメの里」とも呼ばれている。もちろん海では泳ぐことも可能だが、きれいな貝殻などを拾い集めながら白い砂浜の上を歩くビーチコーミングもなかなかおもしろい。
江戸時代、藩政の頃に銅をはじめ金や銀を採掘した跡をみることのできる歴史のある海岸だ。周辺には松島、立髪などの名がついた大小5つの岩礁が海中から突き出しており、風光明媚な絶景スポットとして知られている。この海岸から見る、東シナ海にゆっくりと沈んでゆく夕陽の美しさもまた格別である。
下甑島北端に位置し、紺碧の海をはさんで対岸に中甑島を望むことのできる展望台。この周辺はカノコユリの自生地としても広く知られており、7月から8月にかけては甘い香りをあたり一面に漂わせる、美しいカノコユリの群生が見られるとあって、毎年この時期を楽しみにしている地元民や観光客も多い。
営業:9時〜17時 定休日:月火祝日 休業:12月28日〜1月4日
下甑の歴史と文化を学べる資料館。館内には農機具、漁具、士族の衣装やキリスト教宣教師の衣装など、下甑の風俗、習慣、産業など歴史的返還を知る重要な資料が約1200点展示されていて興味深い。なかには「ピーターナシ」という芙蓉の木の皮の繊維で作られた、世界に1枚しかない珍しい着物もあり必見だ。
営業:8時30分〜16時30分 休業:夏期営業期間※要問合せ、悪天候により休あり、他無休
上甑村の西側、海沿いにあるリゾート感覚あふれるレクリエーション施設。海水浴場、シャワー室、ゴーカートや釣り、テニスコート、自然遊歩道などの施設も整備されているから、家族連れやグループなどレクリエーションを満喫したい人は是非訪れてみよう。バンガロー等の宿泊施設(予約制)もあるよ。
営業:10時〜19時 休業:不定
喫茶スペースの横に中南米や東南アジアなどの雑貨や民族衣装が所狭しと並ぶ(販売中)。そんな雰囲気の中『インドネシア風焼めし』(750円)などの軽食が味わえる。ジャズが流れる店内で、コーヒー(380円)を飲んでリラックスすれば、水が美味しくてまろやかなのに気づくはず。意外な穴場だ。
営業:11時〜21時(受付〜20時30分) 定休日:水 休業:定休日が祝日の場合は営業
180度の視界が広がる露天風呂。足下には天然のローズやミントなどのハーブが敷かれ、周りに生えているのを摘んで入れることもできる(入浴料0〜6才70円、7〜12才130円)。内湯は総桧造りで露天風呂と同じ霧島山麓を望むことができ開放感にひたれる。レストランでは野趣を感じさせる和洋料理が並ぶ。
営業:9時〜17時(入館〜16時30分) その他:年中無休
知覧武家屋敷群庭園の中で最も独創的な建築様式を誇る。母家と炊事棟を小棟で結んだシンメトリーの美しさは脱帽もの。南九州の民家は、オモテ、ナカエなどが独立した分棟型が基本で、オモテ、ナカエを連結させた建物とし、棟と棟をつなぐ小棟の形状が知覧独自であることから、知覧型二ツ家とよばれている。
営業:ロードパーク8時〜17時 休業:ロードパーク無休
ソテツなどの亜熱帯植物が生い茂る佐多岬ロードパークウェイでは南国ドライブを満喫。ロードパークを下って展望台までは、ジャングル遊歩道が旅情を高めてくれる。途中には1200年余の歴史を誇る縁結びと交通安全の神様を祀った御崎神社、川田順歌碑がある。展望台からの種子島、屋久島の眺めは絶景だ。