弁慶岬
北海道寿都郡寿都町字政泊町弁慶9番地
奥州を逃れた義経・弁慶一行は蝦夷地に渡り、この地に滞在していた。弁慶の舎弟ともいうべき常陸坊海尊が、義経再挙の兵を募って蝦夷へ向かったという情報を得た弁慶は、毎日毎日、この岬の先端に立って海尊の到着を待っていたが、海尊軍団の船影を見ることはできなかった。そんな弁慶の姿を見ていたアイヌたちは、この岬のことを、弁慶が同志を待ちわびていた岬ということから、いつしか弁慶岬と呼ぶようになったといわれる伝説が残る。高さ台座1m40cm、本体3m60cm。義経の再挙を願う弁慶が、同士の到着を仁王立ちで待つ姿が再現された銅像が建っている。夕日の絶景スポットとしても知られる。