全日本の観光地へ
北海道有数の水墨画家で、俳人でもあった植木蒼悦(本名・悦郎)は「仙人」とも呼ばれた孤高貧窮の暮らしの中、自己表現を貫いた人物。コレクター寄贈によるこの記念館には、作者の自在の生き方を投影したかのような独特の河童絵や、油彩画、句書など、味わいのあるおよそ100作品を展示。河童絵の前に長時間たたずむ遠来客も多い。
1983年の8月15日、終戦記念日に誕生。丸木位里(いり)・俊(とし)夫妻「原爆の図・母子像」など、反戦と平和を願う心が生んだ数々の美術工芸品を展示する。前庭の彫刻の庭では、北海道出身の世界的彫刻家・本郷新の作品群が平和を祈っている。
国道5号線と37号線の交差点からほど近い南部陣屋川の河川敷にあり、初夏には町花アヤメやハマナスが咲き誇る。360度の気持ちがいい全36ホールのパークゴルフ場(有料)は、町外からの利用者も多い。
安政3(1856)年、江戸幕府の命を受けた南部藩が、蝦夷地の警備のため南部室蘭陣屋のヲシャマンベ分屯地として設置したもの。今も当時の壕や土塁の跡が残り、近隣地方唯一の近代史跡として、1974年には国の文化財にも指定された。
沈澱した石灰華が黄渇色の巨大な円屋根状の丘をなす。
国道より山間部に入った静かなたたずまいの和風宿。野田迫川の渓谷に面しており、ヤマベやイワナなどの釣りも楽しめる。
「銀婚湯」と「パシフィック温泉ホテル清龍園」の2つの温泉施設がある。「銀婚湯」は、純和風の温泉旅館で館内随所から和の風情・木のぬくもりを感じることが出来る。「パシフィック温泉ホテル清龍園」は近代的温泉ホテルで、庭園風の露天風呂を楽しめる。
噴火湾を見下ろす丘の上に建つレストラン。自家製ハーブと地場の山海の幸を活かした本格石窯焼きピッツァはもちろん、ハーブ鶏を使った伝統のフライドチキンをはじめとした自慢の料理をお楽しみください。
鶴田知也は八雲を舞台にした作品を多数書いており、「コシャマイン記」で第3回芥川賞を受賞した。文学碑は、道々八雲北檜山線沿の春日地区にある。
角田弟彦は、旧尾張藩士のひとりで、八雲開拓移住者の導き役として貢献した。歌人として和歌の指導も行い「胆振日記」を書き残した。