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明治13年に洋品小間物店として建てられた。現在は郷土資料館として明治時代の郷土風俗資料が約200点、展示されている。
明治43年に建てられた、洋風建築の代表的建物で、国の重要文化財。内部はルネッサンス様式の華やかさがあり、明治のモダンさが漂う。
明治の洋風建築としては非常に洗練された建物である。
もとの華僑集合所。明治40年焼失後、上海・福建方面から職人を招いて明治43年純中国風に再建された。日本唯一の中国風レンガ造建築。
標高334m。森林におおわれていて、市街と函館港が一望におさまり、とくに夜景が有名である。また600種にも及ぶ植物群を誇り、渡り鳥の休息地としても知られている。
2006年4月に高さ107mの新タワーがオープン。90mの展望台からは特別史跡五稜郭跡と函館市街地が一望できる。
坂の多い函館で、特に有名な2つの坂「基坂」と「八幡坂」。「基坂」は、函館から札幌へ向かう函館本道の起点で、里数を計る元標が建てられたことからその名がついた。八幡坂は、昔、八幡神社があったころから、その名に「八幡」が残った。坂の上から一直線に海まで道が続いており、一番景色がいい坂といわれる。眺めがよいことから、CMやドラマにもよく使われる。このほか、代表的な坂は18を数え、坂によって色々な表情を見せてくれる。
函館のメインストリートである大門通りは飲食店が密集し夜遅くまで賑わう。末広町や弁天町は、赤レンガ造りで現在ビヤホールなどになっている金森倉庫群、和洋折衷の店舗太刀川家や函館博物館郷土資料館等が点在する。元町を中心に函館山北斜面に開けた山麓地区は、外国人墓地や教会、寺院、洋館など異国情緒あふれる町並みを見せる。
5つの突角をもつ星型の城郭として有名な五稜郭は、北海道でただひとつの特別史跡である。その五稜郭をとりまく公園には、1,680本の桜が植えられている。大正3年に植えられた染井吉野、南殿、関山、普賢象といった老木の数々が、次々と花を開く。
函館山麓のゆるやかな丘にある公園。桜の古木が約600本あり、花のころには花吹雪が舞ってあでやか。眺めも良い。