全日本の観光地へ
特産の那智黒石を使った硯の専門店。店主自ら研ぎ上げた硯は、力を入れなくても滑らかに墨がすれる逸品だ。ほかにも、美しい光沢の碁石をはじめ、お土産が幅広く揃っている。ふくろうや、日本サッカー協会のシンボルマークにもなっている八咫烏の置物が特にお勧め。灰皿など実用的なものも各種揃っている。
山々の深い緑と紺碧の海にはさまれた、小高い丘にある総合公園。本格的な野球場をはじめ、8面のテニスコートなど、各種スポーツ施設が揃う。パーク内の公園は各種イベントが定期的に行われ、地元の人の憩いの場として幅広く利用されている。敷地内の串本町B&G海洋センターにある温水プールもお勧め。
那智山に多数ある滝のうち、一の滝が那智の大滝と呼ばれている。絶壁を切り裂くように落下する滝は高さ133m、滝幅13m、滝壷の深さ10m以上。毎秒1t以上もの水量は「日本一の大滝」にふさわしい迫力だ。遠くから眺めると、付近にある朱色の三重の塔と見事に調和しており、より美しい景観が楽しめる。
海に面した開放感あふれるプールには、元気に泳ぎ回るイルカの姿が。エサをあげたり、握手をしたりして触れ合うことができる。イルカと一緒に泳げる「ドルフィンスイムコース」は6300円(土日祝・7〜9月は7350円)。ダイビングも楽しめ、グッズが揃うショップもある。夏は早めに予約をしよう。
扇を広げたような形の砂浜を中心とした海岸公園。噴水や児童公園、トリムコースなどで構成される。特に、隣のTANABE扇ヶ浜ビーチまで続く白砂青松の浜が美しく、潮風を感じながら散策していると爽快な気分になる。合気道の創始者である植芝盛平の銅像をはじめ記念碑も多く、歩いていて退屈しない。
「花」、「芸術」、「音楽と集い」をテーマにした田辺市内最大の都市公園。平成11年には『南紀熊野体験博』のシンボルパークとして利用された。約4500人収容の野外音楽堂や美術館、芝生広場などで構成されており、平成14年には帆船型の大型遊具も登場した。自然の森を活かした散策コースも人気だ。
椿温泉街のそばの丘にある自然公園。12月〜3月には紅白の椿、春には桜の花が咲き乱れ、自然を満喫しながらのんびり散策できる。園内には1・5kmの散策路に33体の石仏を奉安した「椿新西国33ヶ所巡り」のコースもあり、すべて周ればいい運動に。丘の頂上まで登れば、マリンブルーの大海原が眼前に広がる。
白良浜海水浴場の砂浜にある露天風呂。海水浴を楽しんだ後、そのまま水着を着て入浴できる手軽さで人気を博している。泉質はナトリウム塩化物泉で、切り傷、火傷などに効能あり。眼前に広がる広大な海を眺めながら、開放的な気分に浸ることができる。12月〜翌4月頃までは、足湯用のベンチが設置される。
聖徳太子創建と伝えられる古刹。弘法大師との関わりも深く、地元では「弘法さん」の名で親しまれている。梅、桜、木蓮など四季折々の花が咲き誇る境内には、縄文時代の貝塚跡に、南方熊楠や合気道創始者・植芝盛平の墓も。多宝塔に安置されている聖徳太子の孝養之像は、毎年4月の第1日曜に公開される。
通称岡の宮。地元岡の里の氏神で1000年以上の歴史がある。ここは頼宣が和歌山城に入城して以来城の守り神となり、5代藩主吉宗が生まれた時には神主が拾い親となった。吉宗の出世にあやかって「開運の神様」としても知られ全国からたくさんの人が訪れる。また境内には「岡の里古墳」もあり見学無料だ。