全日本の観光地へ
この公園は古代のハニワ工場だった新池遺跡をそのまま公園にしてしまったという、ハニワ工場公園なのだ。新池遺跡は、継体大王の墓といわれる今城塚古墳のハニワが作られていた日本で最古・最大級のハニワ工場跡で、今からおよそ1500年前、ハニワを焼く窯18基と工房(作業場)3棟、それにハニワ工人(職人)の住居まで整っていたという大規模なもの。そんな遺跡を保存し、整備公開しているこの公園には、ハニワ工房や450年頃に使われていたハニワ窯が復元されているだけではなく、発掘された窯がそのまま展示されているハニワ工場館もあって、無料とは思えないほどの充実ぶり。
水都の象徴:ほたるまちに誕生した多目的ホール。そばに流れる堂島川に面したホワイエは天井から床までガラス張り、夜間には上層階の壁面に埋め込まれたLEDの光が川を照らし、川と共存して美しい景観を生んでいる。ホールは2F建て、着席1,200人、スタンディング2,000人を収容する平土間式。新しい情報文化発信基地としての役割が期待されている。
『街道をゆく』『功名が辻』ほか数多くの作品を世に送り、平成8年に急逝した作家・司馬遼太郎の精神を伝えるべく、2001年にオープンした施設。約2600平方メートルの敷地には、司馬氏の自宅と安藤忠雄氏設計の記念館が隣接して建つ。正門をくぐれば雑木林風の小さな庭が広がり、執筆中の雰囲気そのままに保存された氏の書斎を窓越しに見学できる。記念館は高さ11メートルの壁面全体が書棚となっていて、約2万冊の書籍がずらり。他に自筆の原稿や絵などの展示コーナー、司馬氏の在りし日の映像を上映するコーナーなどがある。また年に数回、企画展も開かれ、ファンには興味深い内容ばかり。「写真提供・司馬遼太郎記念財団」
明治8年(1875)明治維新新政府強化のため大久保利通、木戸孝允、板垣退助らが大阪・北浜にある料亭「加賀伊」で行った会議を記念して建てられた碑。この大阪会議の際に成功を祝って木戸孝允が「加賀伊」の名称を「花外楼」に改名させたという。現在でも木戸孝允の筆による「花外楼」の額が保存されている。
大川(旧淀川)は中之島と出合うところ(天神橋付近)で二手に分かれ、そのうち中之島の南側を流れる方を土佐堀川と呼ぶ。付近は豊臣時代、土佐商人の群居した土佐座の地といわれ、河川名の「土佐堀川」もそこからきたと伝えられている。北側の堂島川が「裏川」に対し、南側の土佐堀川は「表川」とも呼ばれ、江戸時代には岸沿いに各藩の蔵屋敷が建ち並び、諸国の物産を積んだ船の出入りで賑わい、大坂商人の活躍の場だったそうだ。現在、大阪城港と淀屋橋港を結ぶ水上バス「アクアライナー」が行き交うほか、筑前橋上流から中之島公園にかけて散策道や親水テラスが整備されており、オフィス街で働く人々のやすらぎの場として親しまれている。
梅田から難波を結ぶ全長約4kmの大阪のメインストリート「御堂筋」。100年先の大阪の発展を見据えて、昭和12年(1937)に開通。当初より電線を全て地下に配し、約800本のイチョウ並木を植え、周辺ビルのスカイラインも30m以内に制限した美しい景観をもつメインストリートとして注目を集めてきた。現在は、ビルのスカイラインは50mに緩和され、商業施設や、オフィスビルが立ち並んでいる。とくにミナミ近辺では、すぐ東側に心斎橋筋・戎橋筋といった繁華街が南北に平行に走り、東西には碁盤の目のようにオフィス街や、南船場・アメリカ村などのファッション街が交差し活気溢れる。また、近年では御堂筋沿道に、ヘンリー・ムーアや『考える人』で有名なオーギュスト・ロダン、高村光太郎など内外の有名作家による彫刻29体が飾られ、通り行く人々を楽しませている。
堺市の玄関口、堺東駅下車すぐにある堺東観光案内所は、英会話のできるスタッフが常駐しており、市内3案内所の中核的な役割を担う観光案内所です。案内所には、パンフレットをはじめとして堺の観光情報が満載です。観光ボランティアガイド(10:00〜16:30、年末年始を除く)も常駐しており、堺観光のご相談にお応えします。また、当案内所には第21回堺市優良観光みやげ品に選ばれた商品(44店舗58商品)を販売しており、堺の匠の品をお買い求め頂けます。<br>その他サービス/観光レンタサイクル¥300(1日/9:00〜16:30)
857席のシートはすべて可動式。操作ひとつで収納でき、フラットなオープンスペースとして使用できる。また、コンサートやセミナーなど舞台と客席に別れたシアターとして、ギャラリー・展示会など、床面を広々と使えるレイアウトフリー空間として、多目的に利用可能なホール。
「伊丹空港」と呼ばれ親しまれているこの空港は、国内線専用空港として日本全国を結ぶ拠点空港。都心から30分ほどという便利さで、利用客が多い。北と南の両ターミナルには、レストランやお土産物のショップがあり、家族連れや利用客でにぎわっている。また、4階の屋上にある入場無料の展望デッキ「ラ・ソーラ」からは、飛行機の離発着はもちろん、豊中、伊丹、池田の町が一望できる。とくに夕陽と離発着する飛行機、そして滑走路のライトが交差するたそがれ時は、デートにも人気。季節に合わせて、コンサートや物産展などのイベントなども催される。
水上から大阪を散策できる観光船「水上バス・アクアライナー」。四季折々の風情を楽しめる大川(旧淀川)を周遊する「大阪城・中之島めぐり」というコースでは、船内アナウンスつきで桜の名所でもおなじみの「造幣局」や、大正レトロビルの「中央公会堂」、大阪のランドマークである「大阪城」などを望むことができるほか、途中、天神橋や天満橋、銀橋など大川に架設された由緒ある橋も見どころとなっている。アクアライナーは天井にもガラス窓を使用し、さらに低めに架かった橋を通るため途中で天井を30cm下げることができる機能を持っており、存分に水上の散策が楽しめる。4つある各乗り場から1時間ごとに出航し、乗船時間約60分、周遊後は乗船した港へ戻る(途中下船もOK)期間限定の運航でナイトクルーズもあります。ライトアップされた街並や、光を映しこみ幻想的な表情をみせる水面など、ロマンティックな大阪の夜を堪能できる。船内には売店、お手洗いも完備。春には、川岸に満開する桜を楽しむ乗船客で賑わう。