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高円山中腹に本堂と御影堂などを残す静かな寺。五色の花をつける五色椿があり,志貴の皇子の山荘と伝える。
文徳天皇の皇后藤原明子が祈願し,清和天皇を安産したと伝えられ,現在も安産祈願の参詣人が多い。
業平ゆかりの古寺で,小さな寺ながら藤原仏を蔵し,本堂の姿は優美。庭に発掘された石棺がある。
かつて壮大な伽藍を誇ったというが,現在の堂宇は近年の再建であり,巨大な塔跡が昔の寺勢をしのばせる。
秋篠の里に静かにたたずむ奈良朝最後の官寺。寺はこぢんまりして清々しい。豊満な伎芸天立像が有名。秘仏の大元帥明王像は6月6日結縁開扉の日だけ拝観できる。団体要予約。
平安貴族の邸宅を思わすような典雅な古刹。地蔵菩薩を刻んだ石仏龕が珍しい。
佐保山の麓から中腹へかけて堂宇が点在する尼寺。境内に茶室長闇堂と小堀遠州作庭の名園がある。拝観は要予約。
鎌倉時代創建の東大寺末寺。本尊は、中国宋から渡来した五劫思惟阿弥陀仏。木造漆箔像で、重要文化財。開扉8月1日〜17日、その他の期間は事前連絡で特別拝観できる。
行基菩薩が養老5年(721年)に建立。東大寺大仏殿によく似ている本堂は、「試みの大仏殿」とも呼ばれている。約100種類、200鉢の花蓮が6月下旬〜8月上旬まで咲く。
平城宮の北東隅にあったことから隅寺と呼ばれた。光明皇后創建と伝え,高さ4mの国宝五重小塔がある。