白鳥古墳付陪?及び周濠
山口県熊毛郡平生町佐賀
熊毛郡平生町にある白鳥古墳は、古墳時代中期の前方後円墳。規模は、全長120m、後円部の径64m、高さ11m、前方部の径60m、高さ8.5mで、山口・広島地域で最大といわれています。塚の上を覆った葺石が全面に見られ、円筒埴輪が立ち、陪塚(大きな古墳に近接した近親者や従者を葬ったといわれている小さな古墳)があります。この古墳がある丘の東側の部分には、幅20.8m、深さ2.1mの周濠(周りのからぼり)があり、この周壕を含む約8,000平方メートルの地域が県の史跡に指定されています。なお、この古墳からは巴型銅器・三角縁神獣鏡・管玉などが出土しています。