道仙寺
岡山県美作市後山59
行基や空海、宮本武蔵が修行したと伝えられ、行者山としても知られる後山で、毎年9月7日・8日に柴燈大護摩供養が営まれます。全国から集まった修験者が、錫杖(しゃくじょう)を打ち鳴らし般若心経を唱えながら、火を焚き上げ、辺りは荘厳な空気に包まれます。参拝に訪れた人は護摩木に思いをつづり納めます。道仙寺とは真言密教の霊山・後山を代表する本坊で、護摩堂と神変大菩薩坐像が安置された観音堂から成ります。この大護摩供養は、道仙寺(どうせんじ)の奥の院、護摩堂の2カ所で行われます。奥の院へ行くには、護摩堂から母御堂を経由し、行者道を上ってたどり着きますが、母御堂から先は現在も女人禁制とされています。