ニコライ堂
東京都千代田区神田駿河台4-1
JRお茶ノ水駅の南にそびえる日本ハリストス正教会の聖堂。ギリシャカトリックの大主教カサーツキン・ニコライが1891(明治24)年に建立したもので,以来,ニコライ堂の名で呼ばれてきた。建物はロシアの美術家シチュルポフが設計,J・コンドルが修正して完成したもので,平面はギリシャ十字形のビザンチン式,煉瓦造の建築。中央ドームの高さ約38m,ほかに尖塔状の鐘楼がついている。現在の建物は関東大震災後,昭和4年に修復されたもの。駿河台の丘高く望見されるドームは鐘の音とともに親しまれている。