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母島の石門一帯は隆起カルスト地形という石灰岩特有の凹凸のある地形が見られ、鍾乳洞も形成されている。また、小笠原諸島の中では霧が発生しやすく多湿な地域であり原生的な状態で自然が残されている。ガイドの同行が必要で、母島自主ルールにより10月〜2月まで入林禁止。3月は尾根道のみ利用可。
清見が岡周辺は小規模なカルスト地域。六角形のお堂の後ろの崖についている扉から鍾乳洞に入る。壁際にカーテンと言われる鍾乳石の壁が見られる。広さはないが、ガジュマルの気根も垂れ下がり、洞窟探検気分が味わえる。見学希望者は母島観光協会に申し込みが必要。
石灰岩でできている沈水カルスト地形の島。貴重な自然環境を保護するため、ルートが定められ、ガイドの同行が必要。なお、11月上旬〜2月上旬は入島禁止期間(ただし年末年始は入島可)
1927年の昭和天皇行幸の折り、ここで生物採取がされたことからこの名が付いた。貨幣石という大型有孔虫の珍しい化石が見られる。付近は特別保護区及び海域公園となっている。
小さい白い砂浜で、沖の岩を蓬莱根と言う。泳いで渡ることもでき、一周してみるのもおもしろい。磯は歩きにくいのでケガをしないように注意。
日本一南にある故郷富士。頂上から眼下に広がる南崎の珊瑚礁は絶景。
母島の東側に開けた大きな港。返還後の1981年(昭和56年)から1985年(昭和60年)まで捕鯨が行われていた。
周囲を切り立った山で囲まれている海岸。都道から歩道が整備されているが、傾斜がきつい。浜辺の砂は緑色をしたウグイス砂である。歩道周辺は、小笠原諸島の固有植物が多い。
父島ではこの南崎周辺のみが石灰岩地帯のため、浜辺の砂は純白でまばゆいばかり。海辺には砂が固まってできたビーチロックがある。南島瀬戸には大小の岩礁が浮かび、変化に富む風景。
湾内にはテーブル珊瑚などが発達し、シュノーケリングに最適だが、沖合いは潮流が速いので要注意。