玉藻稲荷神社
栃木県大田原市蜂巣
玉藻稲荷神社は、その縁起にまつわる伝説「九尾の狐」を伝える神社として有名。昔、狐の化身でありながらもその麗美な姿のため、帝に寵愛された「玉藻の前」という美女がいました。しかし、帝が病気の折りの祈祷でその正体をあらわにした九尾の狐がこの地に逃げ込み蝉に身をかえ桜の木の陰に隠れていたのですが、池(鏡が池)に映った真の姿を見つけられ討たれてしまったということです。鏡が池は、今もなお清らかな湧き水をたたえ、その名にふさわしく、水面に緑深き風景を映し出しながらひっそりと広がっています。