全日本の観光地へ
鶴ケ池荘の中にある温泉館は、日帰りでも気軽に利用できる。洋風と和風の風呂があり、どちらも広々としていて全面ガラス戸で外の緑が目に鮮やか。サウナで汗をかき、打たせ湯で肩凝りを解消したら仕上げは露天風呂、なんていかが。お風呂上がりには併設のレストランや酒房で地ビールをグーッと飲んでみたい。
秋田ふるさと村のそばの温泉施設。体にいい成分がたっぷり入った温泉で、体の芯から温まり湯上がりもさわやか。明るい浴室には打たせ湯やサウナ、水風呂、泡風呂、露天風呂に薬草湯まである。薬草湯はぬるめのお湯で、のんびり入浴にぴったり。しばらく入っているうちにイライラ気分も消えてしまうはず。
レトロな看板やブリキのオモチャ、戦前の映画ポスター、ブロマイド、駄菓子屋の店先など、館長の油谷さんが集めた約1万点が各部屋に陳列され、そのジャンルもさまざま。庶民に愛されたものに心ひかれて集めた約10万点から厳選して展示しているそう。もともと旅館だった建物なので、なんと温泉風呂もある。
村の情報発信基地ともいうべき道の駅「みねはま」内にある。館内は、峰浜村の観光情報や、とれたての新鮮な野菜やキノコ、シイタケが並ぶ産直コーナー、そば打ち体験もできるそばコーナーに分かれている。自分で打ったそばを、その場で食べる醍醐味をぜひ味わってみたい。石川そばの試食コーナーもある。
自然休養林中島台レクリエーションの森の遊歩道を歩くと広大な湿原が目の前に現れる。ここはヒラウロコゴケなど世界的に貴重なコケを筆頭に学術的注目度の高い163種以上のコケが生育しているとか。コケがからみあいボール状になった鳥海マリモや奇形のブナの木にも驚かされる。冬期積雪時は見学が困難だ。
その美しさから秋田富士とも呼ばれる鳥海山。日の出時、山の影が日本海に映る影鳥海は登山者の憧れの的。標高2236mの独立峰で高山植物の宝庫。花のピークは7〜8月で特にニッコウキスゲの大群落は東北有数。金峰神社そばの奈曽の白滝(高さ26m)は鳥海山の雪解け水が轟音とともに流れ落ちる名勝だ。
白神山地は青森・秋田の両県にまたがる13万haの広大な山岳地帯。これほどの規模のブナの原生林が遺されたのは、傾斜のきつい山が連続して容易に人が近づけなかったから。原始のままの自然林や貴重な動植物が今も息づいている。1993年に世界遺産条約「自然遺産」に登録。登山道で二ツ森までは入れる。
世界遺産条約や白神山地の自然に関する様々な生態や自然環境を、模型などを使って分かりやすく展示・解説している。ミーティングにも使える多目的ホールもあり、白神山地の四季を映す動画ハイビジョンを放映。出発する前にここに立ち寄って知識を深めよう。また自然散策のマナーも教わって貴重な森を守ろう。
秋田杉とコアニチドリの里森と水の自然郷
国立公園八幡平の山麓(標高500m)に位置し、十和田湖や八幡平、田沢湖等への拠点として最高。周辺には泉質の異なる温泉が10箇所以上もあるので、湯めぐりもおすすめ。