上三原田の歌舞伎舞台
群馬県渋川市赤城町上三原田乙269-1
地元上三原田に生まれた大工、永井長治郎が、諸国を修行した後、故郷に帰り、文政2年(1819)、赤城山天竜寺境内に建造、明治15年(1882年)、現在地に移築された。長治郎は水車大工で、てこや滑車を巧みに利用した水車や橋の構築で名声を博した。この舞台は間口5間、奥行4間の木造で、「廻り舞台」ともいわれて、全国でも注目されている。この歌舞伎舞台は全国に例を見ない特殊な機構を備えている。(ガンドウ機構・遠見機構・柱立廻転機構・セリヒキ機構)国指定重要有形民俗文化財となっている。