丹波伝統工芸公園「立杭・陶の郷」
兵庫県篠山市今田町上立杭3
やきものの里、虚空蔵山麓にあり、丹波焼伝統産業会館、地域民芸品等保存伝習施設、観光物産センター、勤労者野外活動施設などからなっている。丹波焼は瀬戸・信楽・備前・越前とともに、日本の六古窯の一つに数えられている。その歴史は古く、平安末期から始まっていたといわれている。「土」から「美しい器」への変身は、まさに炎のなせる技、土と炎の芸術であり、中でもここの「登り窯」は、全国でもあまり類を見ないもの。「立杭陶の郷」では、800年の伝統を持つ丹波焼がどのように発展してきたかを鎌倉・室町・近世へと流れを追って展示しており、また各窯元作品の展示即売やロクロ、絵つけなどが楽しめる陶芸教室も開催している。焼成の見学もでき、丹波焼の製作工程が一貫して体験できる。その他、テニスコートなどの野外活動施設もあり、休日には多くの人でにぎわう。