因島
広島県尾道市因島土生町7番地4
瀬戸内海のほぼ中央、広島県の南東部に位置する因島は、室町から戦国時代に興隆を極めた村上水軍の居城があった地であり、江戸時代には西回りの廻船による航路の拠点として栄えました。島の西、南の海岸は比較的単調で変化に乏しく、島の東、北の海岸は起伏にとんだリアス式海岸になっています。温暖な気候で、柑橘の栽培が盛んです。特に八朔・安政柑は発祥の地となっています。村上水軍ゆかりの資料を展示した因島水軍城、因島出新の天才棋士「本因坊秀策」ゆかりの品々を保存・展示した本因坊秀策囲碁記念館のほか、さまざまな表情が楽しい白滝山の五百羅漢、布刈瀬戸の急潮流と行き交う船舶を見守る大浜埼灯台、瀬戸内海に浮かぶ島々とはるか四国連峰を眺望できる因島公園、子授け、安産など女性の願いがかなうといわれる地蔵鼻などすばらしい景観は瀬戸内海国立公園(昭和32年指定)に指定されています。