天地社旧本殿
愛知県日進市赤池町屋下天地社境内
昭和54年、愛知県教育委員会が実施した愛知県近世社寺建築調査の結果から市内最古の建造物とみなされています。旧本殿は、神社建築の中でも全国的にみられる一間社流造の形式が取られています。再建されたことを記す棟札が現存しており、元禄2年(1689年)、赤池村の龍淵寺支配のもと、村の氏神社として造営されました。屋根は柿葺でしたが伊勢湾台風(昭和34年)後、その上にトタンがかけられました。本殿の新築計画にともない境内の南東へ移され、平成元年、社殿の保存を図るため保護覆屋が設置されました。