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正式には寂照山円乗寺成菩提院と称するこの寺は、弘仁6(815)年に天台宗の開祖最澄が談議所を建てたのに始まり、のちに延暦寺の別院の一つとなりました。記録によると、織田信長・豊臣秀吉・小早川秀秋など有名な武将が宿営しています。寺領は160石余りで、末寺は80ヵ寺余り、また寛文5(1665)年の調書によると64坊、僧侶103人とあり、大きな寺院であったことが伺えます。また、絹本著色聖徳太子像(国指定)や絹本著色浄土曼荼羅(国指定)など多数の文化財があります。
弥高寺・太平寺・長尾寺の三ヶ寺と共に伊吹山四大寺の一つに数えられる古刹です。また、観音寺は豊臣秀吉と石田三成ゆかりの地でも知られています。観音寺所蔵の木造伝教大師坐像(一木造り)は、鎌倉時代のもので国指定重要文化財。
春は桜、秋は紅葉が楽しめ、散策道も整備されています。初夏、付近の小川には、ホタルが乱舞し、冬は渡り鳥の楽園として親しまれています。水面に写る逆さ伊吹は素晴らしいと評判。
鈴鹿北辺の展望広大な山。柏原登山口、榑ヶ畑登山口から約2時間30分。※登山される方は、登山届を必ず登山口で記入しましょう。※平成24年9月の大雨の影響による土砂崩れのため、谷山谷登山道および榑ヶ畑登山道(汗拭峠〜落合方面)は通行止めです。(平成25年9月4日現在)
延命そば
秀吉が修復した奥書院は焼失してしまったが、室町時代の様式をとどめた名園が残る。石の反り橋は珍しい。
もと敏満寺の旧坊福寿院の庭だった。室町末期の代表的な鑑賞式庭園で、水亭と浮石の配置が見事。
多賀大社の別宮として信仰を集めた。紅葉・桜の名所。