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長崎堤防

「親がやろうとて行かれよか高江高江三千石火の地獄」の歌があるように、かつての高江は川内川の汐が流入する入江状の低水地で、ろくに米もとれない不作地帯でした。第19代藩主島津光久は小野仙右衛門を奉行に任じ、この地の大規模な干拓工事を命じました。延宝7(1679)年に着工し、約8年の歳月を費やして貞享4(1687)年に長崎堤防が竣工しました。その結果、この辺り一帯は300町歩(約3万平方キロ)にも及ぶ立派な水田に生まれ変わりました。当時の工法はそのほとんどを人力に頼り、その上度々洪水に襲われたため、大変な難工事でした。仙右衛門は苦心の末、鋸の歯形の堤防を考案し、ようやく川内川の激しい流れを抑えることに成功しましたが、そこには仙右衛門の一人娘袈裟姫が人柱となって身を投じたとの伝説も残っています。近くには仙右衛門の功績を称える小野神社が祭られ、川岸の雑木林の中にある岩には仙右衛門が刻んだ「心」の文字が今も残っています。

寺山いこいの広場

ゴーカート、アスレチック、運動広場、フラワーガーデンや花木園。標高247mの高台にあり市街地を一望できる。また春は千本桜の名所である。

新田神社

老樹が茂る神亀山頂。社宝拝観要予約。神亀山の山頂にニニギノミコトをまつり、かつて薩摩国一の宮として呼ばれた。

泰平寺

秀吉と島津氏の和睦会合が開かれたところで隣接の泰平寺公園に「和睦石」が残る。

船間島古噴

竪穴式石室。石室は板状の石を長方形に積重ねてあり上部は一枚の広い板石で覆ってある。石室の脇には仏像の祀った石祠が三基ある。

可愛山陵

瓊瓊杵尊の御陵。老樹に囲まれて鎮座。

薩摩国分寺跡

天平13年建立,田園の礎石が碁盤目のように配置され塔の礎石と見られる石が塔跡として史跡に指定される。

オガタマの木

国指定重要文化財。昔から神木として崇められ、神社の境内に植えられている。神前に捧げる玉串に使われていたが、今は、「榊」が代用されている。

西方海岸

明るい白砂の砂浜が弓なりにつづき,風光がよい。風と波で造られた奇岩「人形岩」がある。

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