全日本の観光地へ
栗栖山栗園のあるこのあたりは栗栖(くりす)といい、栗山が多いことで知られている。栗種も「銀寄」と呼ばれるもので、大粒ながら甘味が強く、能勢の名産品のひとつに数えられている。栗拾いは毎年9月中旬に開始。入場料は1500円で、1キログラムほどの持ち帰りができる。栗拾いのほか、松茸狩り(10月初旬〜11月初旬)やいちご狩り(5月中旬〜6月下旬)も体験でき多くの人で賑わっている。
水越栗園では、観光客の入っていける場所を毎日ずらすことによって、「自然に落ちた栗」を拾うことができる。もちろん、約7000ヘクタールという広大な栗山があるからこそできることだ。
1階にはバレーやバスケットのできる第1アリーナ。地域の大会や試合に向けた練習が頻繁に行われている。階には卓球や剣道などのできる第2アリーナ。最新のトレーニングマシンもあり、本格的な練習が可能になっている。25メートルのプールは夏場のみ楽しめる。
能勢家包(人の名前)の妻であった名月姫。平和な日々を送っていたところ、平清盛に見初められ、側室になることを強いられた。これを拒否し、神戸へ連れられていく途中この峠において自害したという。その亡きがらを葬ったので、ここを名月峠と呼ぶようになった。
元々、剣尾山(けんぴさん)にある月峰寺と一体した寺社でその後現在地へ移った。1545年(天文13年)火災にあい、4年後再建。現在の本殿は1668年(寛文8年)のものといわれている。
この寺はもともと、修行者、旅の人などに宿を貸す宿坊、“月峰寺玉泉坊”であったという。ふもとの村に移り、真言宗玉泉寺となってからもこの宿坊の伝統は残っており、現在はユースホステルを併設、また敷地内にキャンプ場もある。本堂にある不動明王像は1696年の宝山湛海の作で、大阪府指定の文化財に指定されている。
館内には「豊能博士」になるためのクイズも張り出してあり、子供が楽しみながら見て回れるように工夫されている。他にも、生活民具、石仏の写真展示、古い屋根瓦のコーナーと、この地域に残されてきた民具が見やすく並べられている。
青空が広がる開放感溢れる園内では、栗拾いが満喫できる。春にはあせびやツツジなどの美しい花が咲き乱れたくさんの人々で賑わう。
丘陵の上に「マリアの墓」と呼ばれる墓碑があり、これは、キリシタン大名として名を馳せた高山右近の母、高山マリア(霊名)のものとの言い伝えがある。豊能町の高山地区は、高山氏の出身地といわれている。高山右近は、武士としてもキリスト教説教者としても才能があり、厳しいキリスト教弾圧に耐え、信念をつらぬき通します。信仰のために自分の領地さえ破棄した高山右近の、不屈の精神が再評価され、この地を訪れる人が増えているそうです。