笹の滝
奈良県吉野郡十津川村内原
渓谷美豊かな滝川上流にある笹の滝は、「日本の滝100選」に選ばれている。しぶきをあげて流れ落ちる滝そのものの姿もさることながら、滝壷より溢れ出て、白くなめらかな岩肌を洗う流れも又、一見の価値がある。幕末、天誅組の伴林光平一行は、風屋から滝川をさかのぼり、花瀬を通り、嫁越峠を越えて、北山郷白川に出た。光平は、笹の滝を過ぎるとき、小笹瀧と題し、『世にしらぬあわれをこめてしぐるらん小笹の瀧の在明の月』と詠んだ。笹の滝は、今も昔と変わらぬ姿で山深き渓流の奥で清く冷たい瀑布を見せてくれる。※紀伊半島大水害の影響による土砂崩れと路肩決壊の為、全面通行止めとしております。災害箇所手前にはゲートを設置しており、歩行での通行も出来ません。復旧については未定。大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力をお願い致します。(2013年7月現在)