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ひわだぶき、流造の社殿は重文。
流れ矢に当たって死んだ長弓を哀れんで、聖武天皇が行基に命じて建てさせたと伝わる寺。本堂は国宝。
暗峠奈良街道の道路脇に立つ。
奈良時代に行基が開いた古寺と伝わる。現存する本堂は鎌倉中期のものといい、一名くずれ堂ともいう。
境内に開基の行基の墓がある。
祭神は火を司り、天皇即位の式に火燧木を献上してきた。
生駒山の東側中腹にあって、役行者の修験場であった。生駒聖天といい、聖天堂の歓喜天は名物の流行仏。
推古天皇の25年(617),聖徳太子の開創と伝わる。当時は輪奐の美を極めたというが、今は本堂を残すのみ。
生駒山麓有里にある。本堂は鎌倉時代の寄棟造り。境内に、鎌倉時代の宝篋印塔がひっそりと建っている。
大和と河内を結んだ街道のうち一番に賑わった街道にある峠で、今も石畳や石仏、石標などが残り、峠の面景がたっぷり残る。芭蕉も最後の旅でここを通り、「菊の香やくらがり登る節句かな」の句を詠んでいる。国道の308号だが、峠付近は軽自動車がやっと通れる程度の幅の上、勾配もきつく、初心者には難儀な道。歩くに限る。この街道の途中、南生駒駅から歩いて30分ほどの所に伊行氏の彫った阿弥陀仏(秘仏)を本尊とする石仏寺がある。普通には拝観できないが、素朴な表情のいい石仏である。