全日本の観光地へ
多賀城市、塩竈市、利府町にまたがる加瀬沼は、江戸時代に堤防が作られ用水地としての役割があった広大な沼。現在では沼周辺に整備された公園に桜の広場、ピクニック広場、炊事施設が作られ、気軽に自然と親しめる憩いのスポットとなり、家族連れも多い。冬には白鳥が飛来し、四季を通して訪れる人が多い。
1613年、伊達政宗の命を受けた支倉常長一行を乗せた慶長使節船サン・ファン・バウティスタ号が、ローマへ向け出航したのが月浦の地。複雑に入り組んだリアス式海岸の月浦は、水深が深く良好の港だった。現在も当時とあまり変わらない、のどかな光景が広がっていて、常長らの熱い思いがしのばれる。
2つの滝が楽しめるビューポイントが滝見台。落差54mの不動滝は水量が多く迫力満点。日本滝百選にも選ばれた三階滝は、細かい流れが三段連なって流れ、その落差は181mにもなる。新緑や紅葉のシーズンは、かなりの混雑が予想されるので要注意。道の途中には新鮮な野菜やくだものの直売所がある。
遠方からわざわざ食べに来る常連もいるという、この宿の名物がどんこ料理だ。どんこは、水深200m前後に生息する深海魚のこと。丸ごと1匹を醤油と酒だけでさっと煮たどんこ汁は風味豊かで、特にフワフワした食感の肝は濃厚なうまみが堪能できる。産地でしか味わえないというどんこのたたきも味わえる。
クルーザータイプの遊覧船に乗って、唐桑半島を周遊できる。高さ16mもの大理石質の石柱が海から突き出した巨釜の折石など、海の上から眺める唐桑半島の景勝地は格別。ごつごつとした奇岩は大理石質で白っぽく、ブルーの海とのコントラストが楽しめる。主な見どころは、船長が舵を取りながら案内してくれる。
杉の植林が盛んな津山町ならではのスポット。敷地内にある木造建築の「もくもくハウス」では津山杉を使ったおもちゃや木工芸品等を販売。またオーダーメイド家具の展示コーナーや津山に関する文化をテーマにした企画展を開催している「郷土伝習館」、油麩を卵でとじた『もくもく丼』が味わえる食事処もある。
町名にちなんで、桃太郎をモデルにした桃次郎を町のキャラクターにしている桃生町。桃太郎伝説に基づき、キビの栽培に力を入れている。ここでは地場産のキビを使ったさまざまな加工品をはじめ、漬物、お茶など桃生名物を販売。シコシコとした食感の生地でクルミ餡を包んだ『きびだんご』がオススメだ。
かつて日本有数の亜鉛と鉛の生産地として名を馳せた細倉鉱山。鶯沢町鉱山資料館では11世紀にも及ぶその歴史や、時代別の採掘の様子を模型や人形を使って再現・展示している。日本特産の輝安鉱の大結晶など世界的な鉱石標本を多数展示していることでも有名。鉱物マニアならずとも魅了されるコレクションだ。
「くりこま高原自然学校」では、校長の佐々木さんやスタッフが多彩な野外活動メニューを用意して、大自然との遊び方をレクチャーしてくれる。スキーやウエスタン乗馬、カヌー、自然工房クラフト、農作業体験などを通して自然や人との交流を学ぶ素敵な学校だ。手作りの巨大なログハウスでの宿泊や食事も可能。
生産者が直接持ち込む地場産品を販売している。市価の8割と安くて新鮮、生産者の名前入りなので安心だ。野菜や豆、生花のほかにもかき餅や梅干、味噌、漬け物、菓子などの加工品も種類が豊富。地元産のりんごを使った手作り無添加ドレッシングやジャムなどがおすすめだ。一般の食品や日用雑貨も扱う。