長篠城址
愛知県新城市長篠字市場22-1
長篠の戦で名高い長篠城は、宇連川と寒峡川が合流して豊川となる地点にあり、三方が崖という地形を巧みに利用して築かれた。1575(天正3)年、武田の大軍を迎えて、城主・奥平信昌以下500の城兵がこの城を守って奮戦、設楽原での織田・徳川連合軍勝利のきっかけをつくった。現在は本丸・野牛郭・弾正郭・帯郭・巴城郭の跡が残り、帯郭跡には長篠の戦の資料や遺品を展示した史跡保存館が立っている。また、周辺には鳥居強右衛門の磔死の碑、馬場信房をはじめ武田方武将の墓など、合戦にまつわる史跡が点在する。