ほたるの里
東京都三鷹市大沢2-17付近
三鷹市の「緑と水の回遊ルート」構想のモデル地区。そのひとつ「ほたるの里」の一部が昭和63(1988)年に湿生花園として開園。春先〜晩秋にかけて、木橋をわたりながら水生植物が楽しめる。カラー・ウバユリ・トクサ・ショウブ・ガマ・ヤマソテツなどである。花園の脇には、ちびっこ農業体験田が、また奥には湧水の流れで一際美しい緑、都内では珍しいわさび田がある。文政2(1819)年に箕輪政右エ門が郷里の伊勢から天然わさびを持ちかえり栽培したことに始まるという。その後、「大沢わさび」の名で神田や築地に出荷されるなど由緒ある田である。NHK「小さな旅」に紹介されたり、「東京の湧水」ではお馴染みの地となっている。また7月の第1土曜日にはホタル祭りが開催され、淡い光の舞いが楽しめる。なお、崖上には竹林があり一角にはベンチをもつ小公園がある。