上野恩賜公園内の上野精養軒の入口脇に、寛文6年(1666)に設けられた鐘で、江戸の市民に時刻を知らせていた「時の鐘」です。当時、江戸市中には9カ所の時鐘があり、上野の時鐘は「花の雲鐘は上野か浅草か」と松尾芭蕉に詠まれたほど江戸市民に馴染み深いものでした。現在も朝夕6時と正午の3回、鳴り響く江戸の音です。
東京都台東区上野公園
(1)JR上野駅から徒歩で
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