三鷹市教育委員会では、文化財保護事業の一つである埋蔵文化財つまり遺跡の発掘調査・整理・研究・保存の事業を三鷹市遺跡調査会と共に進めている。新川にある拠点事務所では、発掘調査による出土品や写真・図面・デジタルデータなどの整理作業が行われれている。市立第五中学校の建設に先立って発掘調査されて以降、特に昭和53(1978)年以来、市内で発掘調査されたおよそ20万点の遺物がここで収蔵・保管されている。事務所の一室を展示室とし、市内から出土した遺物を主に調査時の記録写真、解説図などを展示している。東京都指定の大沢・出山遺跡発見の注口土器もここで見ることができる。市内で発見例の多い横穴墓の玄室部の実大レプリカ(一部)や速報コーナーも見所。別棟の収蔵庫では、特に完全(形)土器だけのコーナーを設け収蔵展示が行われている。これらの展示室は常時公開しているが、見学やガイド付にあたっては、事前の電話連絡が必要。
東京都三鷹市新川3-7-9
(1)JR三鷹駅からバスで(「仙川」行き)
新川団地中央から徒歩で
(2)京王線千歳烏山駅から新川団地北口行きバスで
終点から徒歩で
備考:見学無料
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