円朝は明治中期の噺家で、創作を得意とし材料を近世の巷談や中国、西洋の小説にまで求めて、「話術の名人」の名をほしいままにした人物。代表作に「怪談牡丹灯篭」「真景累ヶ淵」「塩原多助一代記」「名人長次」などがあり、高座の人気を集めた。臨済宗の全生庵という寺に墓がある。全生庵には、円朝が収集した円山応挙などの「幽霊」の絵がたくさん所蔵されていて、毎年8月1日〜31日の一ヶ月間本堂にかけて一般公開される。
東京都台東区谷中5-4-7・全生庵
(1)日暮里駅から徒歩で
-
-