実平は坂東八平氏の祖・村岡良文から六代目の子孫で、真鶴にいた父・中村宗平から土肥郷を与えられて館を構えた。湯河原駅のあたりがその館跡である。実平は治承4年(1180)の源頼朝の挙兵に協力したが、石橋山の合戦で敗れ小舟で房総に逃れた。実平は、この功で鎌倉幕府の重鎮になるのだが、その子孫は次第に勢力を争い、安芸国(広島県)に落ちて小早川姓を名乗る。戦国時代に毛利氏の名参謀となった小早川隆景はその子孫だ。
神奈川県足柄下郡湯河原町城山
(1)湯河原駅からバスで(元箱根行きバス)
城山入口から徒歩で
時代:鎌倉
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