妻沼聖天山歓喜院の本殿「聖天堂」は、宝暦10年(1760年)に再建されました。日光東照宮を彷彿(ほうふつ)させる本格的装飾建築で、その精巧さゆえに「埼玉日光」と称され、国宝に指定されています。250年の時の流れとともに生じた傷みや、剥落した彩色を、建立当時のように美しく蘇(よみがえ)らせるため、平成15年10月から約7年間の歳月をかけ、「平成の大修理」が行われました。そしてついに、平成23年6月1日から、保存修理の終了した聖天堂が一般公開が開始しました。さらに、その翌年5月18日(金)に国の文化審議会から文部科学大臣に答申がなされ、妻沼聖天山の本殿である「歓喜院聖天堂」が、7月9日(月)の官報にて告示があり、同日付けで正式に国宝に指定されました。現代に蘇った聖天堂の輝きを、ぜひその目に焼き付けてください。妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)は日本三大聖天の一つとして知られ、特に縁結びの霊験あらたかです。夫婦の縁をはじめとし、家内安全・商売繁盛・厄除け開運・交通安全・学業進学などのあらゆる良縁を結んでいただけます。
埼玉県熊谷市妻沼1627
(1)JR高崎線熊谷駅からバスで(妻沼聖天前行終点下車)
創建年代:伝1179年
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