荒川南岸の断崖上に残る平山城の遺構。文明5年(1475年)長尾景春が築城し,室町時代末期に北条氏邦が城主となり北武蔵から上野にかけて北条氏の北関東経営の拠点となった。天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原攻めの際,前田利家,上杉景勝ら豊臣勢5万の包囲の攻撃を受け防戦1カ月余に開城した。以後廃城とされたが今も本丸をはじめ,土塁と深い堀で固めた城郭跡が現存し,昔日の堅城ぶりがしのばれる。
埼玉県大里郡寄居町鉢形
(1)東武東上線寄居駅から徒歩で
時代:戦国時代
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