入曽駅の北約500m,不老川のほとりにある。鎌倉時代前期の建仁2年(1203年)の創設と伝える。すり鉢状井戸の遺構で,当時水不足に悩んだ住民が,井戸を掘る技術が未熟だったため,地面をすり鉢のように広く掘り下げ,斜面に小道をつけて最深部に井戸ワクをつけたものである。この井戸は,面積50平方mあり,すり鉢状井戸としては現存する県内唯一の遺構である。県の史跡に指定されており,昭和46年に復元された。
埼玉県狭山市北入曽1366
(1)西武新宿線入曽駅から徒歩で
時代:平安
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