本堂と阿弥陀堂の間の山裾、伝曽我十郎祐成供養塔の後方などに高さ5m程の常緑の広葉樹(針のようでなく、幅があり扁平な葉をもった樹木)が自生しています。この樹木はバラ科サクラ属のリンボクです。主に関東以西に分布し埼玉県内では最北の分布と言われています。葉は交互に生え若木では鋸の歯のように周りがとがり、老木になるとなくなります。葉の縁が波打っている点、幹がサクラのように横の縞模様である点が特徴です。隣接する春日神社の照葉樹林や里山文化園内のウラジロ(大型のシダで暖地性植物)とあわせて、周辺が局所的に暖かい気候を示している可能性があります。関東内陸部の貴重な植生を示すものとして重要です。
埼玉県比企郡ときがわ町大字玉川4031龍福寺
(1)関越道東松山ICまたは嵐山小川ICから車で
(2)圏央道鶴ヶ島ICまたは狭山日高ICから車で
(3)JR八高線明覚駅・越生駅からバスで(ときがわ町路線バス)
または東武東上線武蔵嵐山駅からバスで(ときがわ町路線バス)
または東武東上線小川町駅からバスで(ときがわ町路線バス)
「地家」バス停から徒歩で
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