小川市街や秩父連山の展望地にある天台宗の古刹。歴応3年(1340年)にこの地域の土豪と思われる平貞義が希融法印を招請して開創したと伝えられ、本尊は如意輪観音である。朱塗りの観音堂の信仰が厚く、安産、子育て、厄除の観音として知られる。「下里観音」あるいは「子育観音」という名前で親しまれている。収蔵庫に収められている石造法華経供養塔(六面幢)は同所の板碑とともに国指定有形文化財となっている。六面幢は6枚の緑泥石片岩の板碑を六角筒型に組み合わせ、笠石を乗せたもので、塔の高さは1.36mあり、背面には康永3年(1344年)3月17日の紀年銘がある。大聖寺の開山希融以下50人が亡き聖霊菩提のために法華経一千部読誦を行った供養塔である。開基の平貞義が「源」の改刻と指摘されている。板碑は、同年10月18日、北陸使君禅義の十三回忌に当たり、家臣が忠義の心の証として建てた追善供養塔と解釈されている。
埼玉県比企郡小川町下里1857
(1)小川町駅からバスで(JR八高線,東武東上線小川町駅より小川パークヒル行きのバスに乗車。下里バス停で下車し、徒歩15分)
(2)関越自動車道嵐山小川ICから車で
創建年代:1334年
大人:大人:200円収蔵庫内に収められている大聖寺石造法華経供養塔(六面幢)拝観料
子供:子供:100円収蔵庫内に収められている大聖寺石造法華経供養塔(六面幢)拝観料中学生以下
その他:その他境内は無料
無料