江戸川の下流に近い下矢切にある渡し場,伊藤左千夫の名作『野菊の墓』で知られる所で,古くは市川方面や東京の柴又とを結ぶ重要な交通機関であった。現在も対岸の柴又帝釈天とを結ぶ渡し舟が出ており,江戸川堤と柴又帝釈天を結んだハイキングを楽しむ人で賑わう。また,周辺は近年歌謡曲や映画“フーテンの寅”で脚光を浴びている。矢切の渡しの東方約1.5kmの小高い丘にある西蓮寺周辺が小説の舞台といわれ,境内に門人土屋文明氏によって建てられた文学碑がある。
千葉県松戸市下矢切1257
(1)松戸駅/バス/10分徒歩/30分バス停「旧矢切高校」まで
(2)松戸駅からバスで(バス停「矢切の渡し」まで(土休日のみ運行))
所要時間:10分
船数:2
定員:30名
大人:大人:200円
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