環状の北貝塚と馬蹄形の南貝塚が連結し,めずらしい8字形をした日本最大級の貝塚。周辺からも多数の住居跡が発見され,当時の生活の本拠地であった「むら」の遺跡である。貝塚は単なるゴミ捨て場ではなく,干貝を作った生産の場でもあったといわれる。また,考古学上,縄文中期加曽利E式,後期加曽利B式土器の標式遺跡として知られている。過去の調査で,住居跡や土器のほか石器・骨角器・土製品等豊富な遺物に加え,人骨60数体が発見されている。現在,出土遺物を展示する博物館のほか,捨てられた貝殻が層になっている様子を観察できる貝層断面観察施設・発掘調査当時のまま保存された住居跡群観察施設。復元集落などが史跡内に整備されている。
千葉県千葉市若葉区桜木
(1)千葉モノレール桜木駅から徒歩で
時代:縄文
備考:大人60円,小中学生30円,団体(30名以上)大人50円,小中学生25円
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