市原正夫邸に建てられている。この地は正面の大地が多古藩陣屋跡(現小学校)で、50メートル程のところに大手門跡があり、大手通りで昔からの繁華街で、同家は「蔦屋」という近隣町村に知られた川魚専門店であった。同家に大正14年(1925)8月24日牧水夫妻が宿泊して、その折に詠まれた夫妻の歌の直筆を、原寸の比翼の碑としたものである。「はるけく日はさし昇り千町田のたり穂の露はかヾやけるかも」牧水「通り雨ふりつよみ来て瑞居するゆかたのたもとぬれにけるかな」喜志子
千葉県香取郡多古町多古539
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