旧南玉造村柏熊新田の鎮守である。「社寺台帳」には、熊野大神末社第六神社、祭神高皇産霊神、由緒不詳と記されている。しかし、この村は徳川時代多古藩松平家の領地になってから開発された村で、その歴史を記した古文書が残されている。開拓が完了した頃と思われる元禄13年(1700)正月9日、寺に住職が入山した当日に多古藩家老服部氏から、鎮守や第六天林も寺で支配するように命じられている。このことから考えると、鎮守様も寺と同じ頃に祀られたものであろう。
千葉県香取郡多古町南玉造3797
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