旧南中村高田集落の鎮守である。由緒については、昭和3年(1928)の区長の報告書に、寛永10年(1633)佐倉城主土井大炊頭が勧請と記されている。この地は、飯土井城跡ともいわれ、栗山川流域の水田を一望できる高地にあり、また周辺の堀跡等からもそれを思わせるものがある。本尊は30cmほどの木製座像で「巨栄山徳成寺開基飯土井城々主千葉大隈守胤貞公後徳院殿日叡大居士建武三年(1336)十一月二十九日遷化」の位牌と共に安置されている。
千葉県香取郡多古町南中1328
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