旧小三倉村の鎮守である。小三倉村は、本三倉、谷三倉、三村で三倉と称する一村であったが、他に先立って独立している。しかし、明治になって十件程の小世帯であったことから、谷三倉と合併して小三倉は字として残る。したがって、和歌山県に本宮のある熊野神社を鎮守として、勧請したのは谷三倉の鎮守より古い時代なのかも知れない。また村には途絶えていた「おびしゃ」を寛政12年(1800)に再興したとの古文書も残されている。
千葉県香取郡多古町谷三倉275
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