日蓮宗の寺である。由緒について「寺院明細帳」には由緒不詳と記されているが、明治19年(1886)に村総代によって書かれた文書には、貞治2年(1363)創立となっている。内陣には祖師と並んで立派な薬師像があって、この尊は眼病に霊験が厚く、多くの信者を集めた時代があった。それを照明するかのように、本堂内には多くの絵馬と、境内には嘉永(1848〜1854)から明治までの刻字のある石造物が多い。また、境内からの眺めはさわやかさを感じる。
千葉県香取郡多古町南和田101
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