真言宗智山派の寺である。寺伝には文永7年(1270)法印定恵開山と記されていて、本堂棟礼に延宝4年(1676)とあって、まれに見る建築年のはっきりとした建物である。そして境内には私塾の顕彰碑と並んで、俳句隆昌の時代を偲ばせる芭蕉の句碑がある。「涅槃会や皺手会する数珠の音」むせ越弘化4年(1847)これに並んで、「咲てさえ淋しきものよ苔の花」竹茂安政2年(1855)がある。
千葉県香取郡多古町次浦1585
建築年:文永7年(1270)
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