国泰寺は、江戸時代後期にロシアの南下・場所請負人制度の弊害など北辺の危機が叫ばれる中で、箱館奉行の願い出により文化元年(1804)に設置が決定された蝦夷三官寺のひとつです。現存する建物はほとんど後代に改修されていますが、境内は江戸時代のたたずまいを伝えており、蝦夷地における特異な歴史的役割を果たした重要な寺として、裏手のアイカップを含む約130,000平方メートルが指定されています。国泰寺には、初代住職から約60年間書き継がれた寺務日誌の「日鑑記」等が残されています。
北海道厚岸郡厚岸町
(1)厚岸駅からバスで
創建年代:江戸時代(1804)
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