木造如来坐像の座高は83cmで寄木造り。両脇侍の日光・月光菩薩の像高は109cmで一木割矧造り。三尊ともカヤ材。如来像の脊板に墨書がみられ、1261年に橘禅寺が焼失したので翌1262年に常陸公蓮上・信濃公新蓮の両仏師により新造された。確実な製作年代と仏師名がわかる資料として、彫刻史上重要な作例。また、2体の神将立像は像高106cmの一本造で、橘禅寺焼失前の12世紀後半の像であり、もとより一具の二天像であったとみられます。
千葉県市原市皆吉6
(1)上総牛久駅から徒歩で
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