興雲山萬松院天宗寺(由緒・沿革)当寺は、今から500余年前(室町時代)大洞禅師により、伊香保温泉の興隆と檀信徒祈願所として庵が開創された。また、天正18年(1590年)御開山の天室文学大和尚により、木暮下総守祐利公(興雲院殿天宗存真庵主)の守護にて、旧天皇陛下御用邸下に寺院伽藍が建立された。その後、幾度の温泉街大火災で類焼しながら、天宗寺小学校(現伊香保小学校)として児童教育の場となったり、先住職秀山・正信両和尚たちによる寺院檀信徒保養施設(天溪園)の運営などにより、仮本堂のまま維持されてきた。現在は、檀信徒や先住たちからの念願であった再建計画が実り、平成8年4月・町営墓地隣に移転落成がなされた。山門のお地蔵様や堂内には、子育て呑龍様・タイ国パクナム寺院からチナラート仏・花鳥花月天井絵も安置されている。行事としては、七月「盂蘭盆大施食会」・夏休み「一休さん坐禅教室」・通年「梅花流御詠歌会」等あり。
群馬県渋川市伊香保町伊香保517
(1)渋川駅からバスで(さらに徒歩25分)
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