萩原朔太郎は、明治19年、前橋市に生まれた詩人。近代詩の成熟期にあって、これまでの観念的・形式主義的な詩風にさからって、感情にもとづく清新な抒情詩風を育てようとした。昭和17年に没したが、13回忌に、敷島公園の松林の中に詩碑が建てられた。「わが故郷に帰れる日汽車は烈風の中を突き行けり。ひとり車窓に目醒むれば汽笛は闇に吠え叫び火焔(ほのほ)は平野を明るくせり。まだ上州の山は見えずや。」。「帰郷」の冒頭である。
群馬県前橋市敷島町
(1)前橋駅からバスで(渋川方面行(緑ヶ丘経由)/敷島公園入口下車)
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